園田英樹氏の講演会
佐賀旅に向けて色々調べている内に、鳥栖市立図書館の名誉館長が園田英樹氏であることを知りました。え?誰それ?と思う人が大半でしょう。現在劇場版「ポケットモンスター」の脚本を書いている人です。主にアニメの脚本を手がけていますが、どの話もおもしろくて、当時は小説も買い集めていました。
佐賀旅の日程は、むうみんさんの都合と合わせて決めたのですが、園田氏の講演会もちょうどその日にあると知り、それは行かねば!と、神埼行きはやめて、午前中はそちらへ。「読書フェスティバル in SAGA」の記念講演です。園田氏のブログで知ったときにはもう一ヶ月前なのに、まだ詳細がどこにも載っていなくて、プレスリリースが出たのが10/7。
人が集まるのか心配でしたが、やはりポケモン人気はすごいですねえ。ホールが広かったので、満員とまではいきませんでしたが、直前広報の割にはよく集まっていたと思います。
演題は「ポケモンの脚本家ができるまで」。ポケモンの脚本ができるまで、ではなく、脚本家ができるまで、というあたりがミソですね。園田氏の小学生時代から脚本家になるまでを話していました。
その後、前の席に集めていた小学生たちに質問しながら、物語の作り方を実践。主人公の名前や年齢、特技などを決めて、起こるトラブルを何でもいいので、あげていきます。そのトラブルを単純につなげていくだけでも一つのお話にできるんですねえ。どうやってトラブルを切り抜けるかを考えると話に仕上がります。子どもたちと話ながら進めていく様子を見ていると、園田氏が小学校の先生みたいに思えました。
最初の講演と、物語の作り方実践を通して、最後に「本を読むことで、実人生の切り抜け方を学べる」とまとめていました。
質問の時間では、やは次の劇場版ポケモンがどうなるかの質問が多数。
講演後はサイン会。うちに確か小説が何冊かあったはず。じっくり探したかったのですが、時間が取れず、前日に急いで探してみたら、1冊見つかりました。「絶対無敵ライジンオー 僕たち地球防衛組(中)」って、(中)? 前後はいずこ? もう探してる時間もないし、これを持っていきました。
色紙も用意されていて、何も持っていかなくてもサインはもらえました。並んで待っているときに、前の人に「何か持ってきました?」と聞かれたので、小説を見せたところ、「あ!それ、学校が変形してロボットが出てくる話でしたよね?見てましたよ」と、盛り上がってしまった。見てた人いるんだ。小説が見つかったときは全然話が思い出せなかったけど、その人と話している内にだんだん思い出してきた。
あっという間に長蛇の列
一人一人と対話しながらメッセージ付きのサインを書いてくれました
「大阪から来ましたー」と話しかけたら、やはり驚いていました。小説を差し出したときに何かコメントが来るかと思ってましたが、特に何も言わずにサインしていました。むー、何か暗い思い出でもあるんかなあ。
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