東西お茶交流考
"何か足すお茶"について考えたときに、そういえば「東西お茶交流考」に書いてあったような、と思って久しぶりにめくってみたら、また読みたくなる部分がいっぱい見えてきた。日本茶の視点で読んでいるときは、ほお、中国ではそんなことが!と海外のお茶の様子に驚いていたが、中国茶も学んだ今では、さらに進んで読み込める感じ。
世界でお茶はどう扱われてきたのか、西洋人から見た中国のお茶や、お茶の取引の歴史が書いてあります。
「東西お茶交流考-チャは何をもたらしたか」
矢沢利彦 著
ISBN: 4497892816 東方書店 ¥1,575 (税込)
ちなみに"何か足すお茶"に関する部分は、88ページ、マルティン・デ・ラーダ(1533-1578)の所、福建省で飲んだ茶の話。各個人のお椀に茶葉を入れ、お湯を注いだ物に砂糖漬け果物が入っています。
« マクダル・パイナップルパン王子 | トップページ | 雪碧との再会 »
何か足すお茶って、お茶漬けも入るよね。それこそ、千差万別。饅頭茶漬けを食べていた文豪もいるしね。私は、氷茶漬け。熱い茶漬けは食べられない猫舌なモンで。冬でもするときがあります。おいしいよ。夏は、抹茶に氷を入れたりして、邪道を極めています。お茶って、気候風土ににもよるけど、何でもありですね。楽しいな。でも、一滴二滴のお茶も忘れてはいませんよ。
投稿: kyou | 2006年6月25日 (日) 21時02分
何か足すお茶、は三国時代の魏(220~265)の人、張揖(ちょうゆう)が著した「広雅」にも載っていて、お手軽には「中国茶・五感の世界」P43~に書いてあります。茶を粉末にして、葱や生姜、蜜柑の皮などを混ぜて飲むそうです。
投稿: kyou | 2006年6月26日 (月) 09時33分