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2006年11月10日 (金)

「近世の易占書と大坂」

大阪歴史博物館にて、 平成18年度 なにわ歴博講座 「秋」のシリーズ 「博物館のさまざまな研究1-近世編-」 が始まりました。歴博にて最新の研究成果を学芸員さんなどが紹介する講座です。今シリーズは、気になっていた江戸時代の大阪の様子や文化を紹介する内容なので、全回通おうと思っています。

初回は「近世の易占書と大坂」

江戸時代の大坂といえば、商人の町で合理主義が発達。その頃の大坂の出版物には、算術書と易占書(えきせんしょ)が目立ちます。占いの本がなぜ?と思うところですが、そこには米市場と大きく関係があるんですねえ。

当時徳川家の時代、儒学が奨励されています。儒学の中に「易」が登場しますが、この「易」の扱いが、士君子(しくんし)と市民では大きく違います。士君子では中心課題ではなく、市民にとっては、天気や商売の機を知る手段として研究が進みます。

当時の商売といえば、米相場。米が豊作か不作かによって相場も大きく動きます。そこで登場するのが、未来を予測する「易占」なのです。易占書は色々出版され、これらの事柄は、天文学と占いの密接な関係を表しています。

どうやって占っているか具体的なことまではこの講座で触れていませんが、ほへー、易占にはそんな関わりがあるんや、と思いました。

今講座のきっかけは、昨年歴博への寄贈物品の中に、井田亀学の『易学余考』があったことが関係するそうです。この本は、当時出版された書物の題名を書き並べた本には載っていたのですが、実物は今まで確認されておらず、幻の本でした。実は歴博には、えらい本があるんやなあ。

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