東アジアの食文化-中国・韓国・日本-
大阪府日中友好協会主催の中国文化フォーラム「東アジアの食文化-中国・韓国・日本-」に行ってきました。
講演の内容も楽しみでしたが、もう一つのお楽しみが会場にもなった辻調理師専門学校の校内見学。入学したい人でもない限り、なかなか見学させてくれないだろうし。
行ってみたら、まあ何ともきれいな校舎。外からは普通のビルに見えますが、中はホテルや高級料理店のような落ち着いた雰囲気の内装です。上の階まで吹き抜けになっていて、モダンシンプルな構成。でも濃い焦げ茶色の木調パネルがアクセントになっていて、シンプルだけれども無機質にはならず、ほどよくしっとりした感じです。照明も明るすぎず暗すぎず、ほどよい程度。
一番驚いたのが職員室。いやーなイメージを持ってる方も多いかもしれませんが、ここの職員室は全然そんな雰囲気がありません。ここも照明は少し落とし加減で、小さいスタンド照明が数ヶ所あります。まるでホテルか空港のVIP用のロビーです。
なんかね、上質なもんを作ろうと思ったら、環境も上質にしておかなあかんのかなあ、と思いました。こういう環境で育ったら、いつ高級なレストランで働くことになっても違和感無くできそう。
さて、講演の方ですが、そういえば食の歴史って馴染みがないよなあ、と思いながら聞きました。中国は国を支配する民族が変わる毎に食の様相も変わっていきます。日本へ伝わった中国文化は、日本でほぼそのまま現代まで使われていっていますが、中国ではすっかり変化して現代に残っていない物も多いです。
遊牧民族の影響を受けるかどうかが分かれ目になっているところも多いですね。あと、仏教によって肉食を禁止したりとか。韓国は儒教に変わってからすっかり肉食が定着したそうです。
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