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2008年10月12日 (日)

北斎展行きました

9月10にの記事で紹介した滋賀県立美術館での「葛飾北斎展」 を見に行ってきました。この日に開催の大人のためのワークショップ「北斎版画を刷る」にも応募してみたのですが、何せ各回10名限定の催し、はずれました・・・。プリントゴッコ好きなプチ版画家としては、本格木版画のワークショップはぜひ体験してみたかったのですが。

展覧会は、北斎と門下生の作品を展示していて、前半が肉筆画、後半が版画でした。北斎の肉筆画、どれも逸品ばかりでしたねえ。とても見応えがありました。

気になる北斎の「茶筅売図」の表装ですが、中回しが黒地に金で花模様、上下一文字と天地は茶色い色合い(茶色に金糸で花模様っぽい)でした。表装名称は掛軸(Wikipedia) 参照。中回しは、濃いめの青か、茶色を想像していましたが、結構豪華なもん使ってますね。

作品解説によると、茶筅売りは、もと京都の空也僧たちが歳末に自製の茶筅を売ったもので、のちに江戸でも真似て売られたそうです。というわけで、この絵には歳末という季節感があるわけですな。

この絵を見ていたおばちゃんが、絵を見るといろんなことがわかっておもしろいな、と言っていましたが、ほんまそのとおり。当時の風俗が表れていて興味深いです。他の絵よりもこの絵は注目を集めているようでした。

版画を見出すと、やはり版分けどうしてんのかなーとか、このぼかしどうしてんのかなーとか、色無しで模様が凹みで表現してあるなあとか、つい技法が気になって仕方ない。手元に一枚欲しい。

気になる木版画の作り方を映像で紹介していました。アダチ版画研究所制作の「彫と摺 -伝統木版画の技能-」(28分間)の映像です。exciteの特集ページにも、これとは別物ですが、制作の映像紹介がありますので、そちらをご覧ください。あんな風にして、彫って摺るんだねえ。今のように機械化する前の印刷技術は、相当な匠の技術を必要としていました。絵師だけに注目が集まりがちですが、版を作る人、摺る人もいないと、作品は成り立ちません。日本の技術ってほんますごいね。

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コメント

やっぱり見る目がちがいますね。深いわ。茶筅売図の表装もよく見てきましたね。わたしは家でひそかにコピーを額装してましたが、こげ茶の紙を台に使ってました。ティー太さんのレポートを読んで地模様のある古裂をあわせてみると格がぐんとあがりました。
引き出しで眠ってた布もこの日をまってたのかねー。北斎は肉筆画もすごい。茶筅売図のわらじのひもの線までいきいきしてますね。

特に軸物は表装でずいぶん印象が変わります。
図録では表装は省略されてしまいますが、あれも作品の一部だと思うので、たまには表装込みの写真も載せて欲しいなあ。

今回展示していた北斎の肉筆画の表装は、どれも豪華なものばかりだったので、作品自身の格も相当高いと思います。

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