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2009年3月15日 (日)

千家十職と世界の手仕事

ええ天気の日に家に居るのもなあ。あ、今日は万博公園や博物館が無料開放日!そらー、行っとかな、と思い、早速行ってきました、「千家十職Xみんぱく 茶の湯のものづくりと世界のわざ」。国立民族学博物館にて6/2まで開催中。

万博公園も無料開放とあって、家族連れがたくさん来ていました。私が着いたのは2時半頃。みんぱくへ向かうと、職員の方が呼び込みをしています。私に向かって「無料でやってます!」とPRしてくるのですが、かみまくり。かみながらも、がんばって訴えかけてきてチラシを配ろうとしてくるので、「今から行きます」と言っておきました。

場内の係員さんがしゃべっているのを聞くと、午前中は人が多かったようです。私が入った頃は、混みすぎず空きすぎず、ほどよく人が入っていました。

入ってすぐは、職人さんたちのお茶道具が並んでいます。丸い特別展示場の1階半分を使っていますが、十家もありますから、それぞれ数点ほどです。それ故、会期中4回に分けて展示を替えるのでしょうか。

1階のこり半分は、9人の職人さんがみんぱくの所蔵品を見て選んだものと、そこから触発されて作った作品が展示されています。今回の展覧会の見どころです。日本の伝統技術や作風と、世界の工芸品・日用品の発想が融合されていて、とてもおもしろかったです。でも、よく考えたら、茶道具の始めの方は、海外から持ち込んだ茶器とか道具を使ってたもんね。そこから日本独自の道具を作り出すようになったから、また原点に戻ってみた感じかしら。

ここまでなら、他の美術館や博物館でもありそうな展示。でも2階に上がってみて、やっぱりみんぱくやなあ、と思いました。国や地域を考えず、今度は手仕事の動詞別で展示しています。叩く・削る・曲げる、といった分類です。

1階では、日本の工芸の繊細さと洗練されたデザインを強く感じる内容でしたが、2階は世界の手仕事の強い表現力に圧倒されます。同じ場に十職の作品も並んでいますが、かすんで見えましたね。

世界の手仕事は、庶民の間に受け容れられるデザインや様式で、外へ向かって働く大らかな表情、大胆さ、凝った作り、実に色んな形態があります。旅行せずともこれだけの空間であらゆる手仕事を楽しめるなんて、本当に贅沢。メキシコの手仕事は、ヤバかったな。色んなもんがあのパワーに負ける。

十職の作品は、限られた世界で何らかのしきたりに基づいて発展してきたような印象です。内々で熟成されてきたような感じ。繊細、精密、無駄のないデザイン。決まりをはみ出してはいけないような気配も感じました。このような形態の作品の中に並んでいれば、それぞれ光り輝く存在なのですが、素朴・大胆・自然・大らかといった作品と並べると、きれいすぎてよそよそしい感じもします。

みんぱくの常設展に行けば、世界各地の手仕事品がずらっと並んでいますが、地域ごとに並んでいるので、何だか同じ様な物がいっぱいと感じて、見ていくうちに印象も薄れていました。今回の特別展の2階のような展示方法で見ると、地域の違いが非常に色濃く感じ、とてもおもしろかったです。見せ方で、これほど印象が変わるんやね。

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