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2009年10月24日 (土)

能勢人形浄瑠璃鑑賞

「第6回文化遺産学フォーラム ~特別公演~ 能勢人形浄瑠璃の世界」を見てきました。会場は関西大学に新しくできたホール兼講義室。講義室として使うには広すぎるね・・・。ほぼホールです。それぞれ座席の前に長い机があります。

内容は、
・「能勢三番叟」上演
・能勢人形浄瑠璃の解説とビデオ上映
・人形の解説と体験
・「傾城阿波の鳴門」「壷坂観音霊験記」上演

でした。

能勢人形浄瑠璃鹿角座(ろっかくざ)による上演です。

大阪府最北部にある能勢町には、今日まで200年にわたり、語りと三味線だけで物語が進められる「素浄瑠璃」が受け継がれています。事の始まりは能勢の医者が勉強で大阪・日本橋へ行き、そこで当時流行っていた浄瑠璃に感銘し弟子入り。能勢へ帰ったのち伝わったとか。能勢の浄瑠璃の特徴は、「おやじ制」と呼ばれる継承制度。各派のトップにあたる「おやじ」が数人弟子を養成して、2~3年でおやじが交代。今では200名を超える語り手がいます。

畑仕事って午前中に終わらせないと他の時間帯は大変やなあと思っていて、でもそれ以外の時間はどうしてるの?と疑問がわいていました。能勢では農作業の疲れを癒したり、コミュニケーションの一つとして、多くの人が浄瑠璃の稽古をしたり、鑑賞をしているそうです。

先週の講演で、浄瑠璃はいつの間にか「見る文化」になってしまったが、昔は「する文化」だった、と言う話を聴いていたので、ふーむ、なるほど、と思いました。紹介ビデオを見ていると、日常にある浄瑠璃という感じです。能勢町って、林間学校など自然と親しむイメージが強かったけど、こんな文化もあるのね。

今回の公演の人形浄瑠璃の形ができたのは1998年から。人形と囃子を加えて、浄瑠璃をもっと親しみやすくしたそうです。新しく作っていく人形浄瑠璃なので、古典を踏まえたものと、新しい挑戦と両方を採り入れています。人形の生地は洋服の生地を使用。人形浄瑠璃のプロを師匠に、市民で作り上げていっています。

演目を拝見しましたが、人形のつくりも、遣い手も、語りや囃子方も、実にしっかりしていました。能勢町でこんなことが起こっていたなんて、びっくり。人形浄瑠璃なんて雲の上の存在に思っていましたが、市民レベルでも親しめるんですねえ。

途中、人形のつくりを解説して、どのように動かしているのかを見せてくれたのがおもしろかったです。その後、会場の参加者に実体験も。留学生の3人が結構うまく動かしていました。人形は3人で動かしますが、主遣い(頭と右手担当)が高く人形の頭を上げないと、足遣い(両足担当)が苦労します。

あの人形が、かなり重いんよねえ。以前、友人のツテで楽屋を見学させてもらい、文楽の人形を持って動かしたことがあるんですが、支えるだけで精一杯。更に繊細に動かすなんて・・・。人形遣いのおっちゃんが動かすと、本当に生きているみたいに動くんです。宙乗りもある演目なんて、相当大変ですわ。

文化遺産学フォーラムは、大阪の文化遺産を研究して、知識だけでわかった気になるんではなく、現場に行ったり招いたりして実際に見てみようという試みです。今年で5年目で最終年とか。全然知らんかった。今までにもおもしろそうなイベントをやっていたようです。もっと続けてほしいですね。

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