変わりゆく報道
もう大興奮です。
本日20時~21時までUstreamで無料でネット配信した朝日ニュースターの「ニュースの深層」を見ました。たまたまツイッターの原口一博さんのツイートで、生放送をUstreamでする情報を知って見たのですが、オープンな報道って、こんな感じなんだなあ、と思いました。番組最後辺りでは2600人を超える人が視聴していました。
見逃した方は、CS放送での再放送か、津田さんのツイートをご覧ください。ツイッターを既にご利用の方は、#shinsoで番組中の視聴者のツイートも見られます。
<追記2/3>
「ニュースの深層」のUstreamの録画アーカイブファイルが公開されました。(津田さんツイートより) ささっ、みなさんもポチッとクリックでご鑑賞くださいませ。
このごろの検察の動きや、どっかの政党の言動、報道のあり方を見ていると、なーんかあやしいなあ、とみなさん薄々気づいてきているかと思います。そのへんのモヤモヤがこの番組を見てすっきりしてきました。
番組では、いろんな話が出てきましたが、主なところは「公正な報道」について。現状の新聞やテレビの報道は記者クラブの存在により、情報を伝えたい側の意図がメディアに表れていないことが問題になっています。ありのままの情報を伝えるために今回のようなネット配信による放送、ネット上の発表などをどんどん採り入れていきたいそうです。
以前「マスコミ論」の講義を受けたときに「日本のマスメディアには情報が公正であるかどうかのチェック機能が無い」と聞きました。それ故、なるべく様々なメディアで情報を確認する必要があり、また情報源が確かなところかどうかも大事だ、と先生は話していました。それまでは、新聞やテレビは正しい情報を流しているものと思っていたので、かなり衝撃的でした。もう10数年以上前に聞いた話ですが、ここにきてやっと改正されるのかな。
既に政府配信の映像情報や、広告に頼らない報道もあります。クロスオーナーシップとは、全く関係ない世界だな。
「政府インターネットテレビ」
お上の映像なんて・・・、と思うかもしれませんが、結構おもしろい。記者会見もあり。
「ビデオニュース・ドットコム」
トーク番組は有料ですが、プレスクラブは無料放送です。このノーカット記者会見が、本当に重要だと思います。大手マスコミは都合の良いように編集しすぎ。
9時-5時勤務時代もとうに終わり、働くスタイルも様々になった今、見たいときに選んで見られる報道は非常に重要でしょう。手短にまとめた映像ばかりでなく、まちがった解釈の無い情報を見て、物事を判断したいものです。
また、今回の放送でちらっと「報道の原則」の話も出ていました。
「報道の原則」について、上杉さんのところの記事(週刊・上杉隆 ダイヤモンド・オンライン)から引用。
原則1「推定無罪の原則」 (最初から有罪であるよう印象づける報道はしないこと)
原則2「公正な報道」 (検察の発表だけをたれ流すのでなく巻き込まれた人や弁護人の考えを平等に報道すること)
原則3「人権を配慮した報道」 (他の先進国並みに捜査権の乱用を防ぐため、検察・警察の逮捕権、家宅捜索権の行使には、正当な理由があるかを取材、報道すること)
原則4「真実の報道」 (自主取材は自主取材として、検察・警察の情報は、あくまでも検察・警察の情報である旨を明記すること)
原則5「客観報道」 (問題の歴史的経緯・背景、問題の全体構図、相関関係、別の視点などをきちんと報道すること)
大手メディアの表現の仕方は人権が守られていなくて、何だかおかしい、とずっと思っていました。政権が変わってからは、少しずつ様子も変わってきているようですが・・・。
ありのままの情報を知って、ツイッターのような身近なコミュニケーションができる状況になれば、政治にももっと関心が持てそうです。今回のネット配信放送を見て、今までみんなが政治に無関心だったのは、情報も対話も乏しい状況だったからかも、と思いました。
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