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2012年2月 6日 (月)

正しく伝える

佐賀旅の帰りに、福岡空港から乗ったANAの機内上映がおもしろかった。

「発想の来た道」
#20 ブランディングで売上げ10倍!中川淳
江戸から続く麻織物の老舗、中川政七商店
時と共に麻織物の需要は激減、経営困難だったが
今や東京ミッドタウン、新宿伊勢丹など
全国に29店舗を展開して話題沸騰!13代目中川淳の発想術とは?

若い社長さんでありますが、考えることにブレがなさそうな印象でした。

・マーケティングはしない
・自分のしたいことをする
・正しく伝える

ということがポイントらしい。

家業を継ぐ気が全くなかった中川淳氏が、富士通を2年勤めた後、小さい会社で仕事をすることに興味が向き、親に頼み込んでようやく家業の会社に入社。経営がうまくいっていないところを改善しようとがんばるが、社内では孤立状態。ビジネス書をいろいろ読んで、実践し、模索を続けて、経営を変えていき、「中川政七商店」「遊中川」「粋更kisara」の3ブランドを持つ今に至る。

奈良市の人なので、こってり大阪の関西人とは違うんだけど、所々、ああ、関西やな、と思わせる言動もおもしろく、しかし質の良さをしっかり認識して、伝えていく意志は感心します。

特に「正しく伝える」が、ふむふむと納得しました。

「花ふきん」という大判のふきんがあるのですが、ただのふきんなのに、なぜ売れてるのか疑問でした。一般のふきんは、8枚ぐらい重ねて作ってあり、吸水性は良いが、乾燥しづらく、菌が繁殖する恐れがある。それなら重ねず、大判にしたら、すぐ乾くのでは、という発想。この良さを営業に説明しても、なかなか理解してもらえず、色数が多いことを売りにしていて、社長の言うことを聞かず。それならば、とグッドデザイン賞に応募して、金賞受賞。やっとふきんのセールスポイントを理解してもらえて、客に説明していき、売り上げが上がっていったと。ほほう。

どこの業界でも「ええもん作ってるねんから売れるやろ」と言うてる人、思い浮かびますな。自分はわかっていても、相手はわからんのやし、説明していかなければ、買う動機にはなりませんのよ。

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