茶淹で持ち込み茶会
ブログ茶淹人で、9/15に凍茶を紹介する茶会があることを前日に知り、いそいそと行って参りました。茶淹を訪れるのは2回目。こんなに十三の商店街は長かったのね。
店に入ってみると、お茶をいれる支度をガンガンしているのは、店主のしんさんではなくAさん。たっぷりお茶袋を広げているのはみこどんさん。
業者さん?
吉田山大茶会では、紅茶を買いすぎて嫁に怒られると話していたけど、こんなにとは。
本日のメインのお茶、凍茶。
そういえば、なぜ「あさティー」なんだろう?
あ、尾張旭だからなのね。
裏の表示書きによりますと
「愛知県の食品工業技術センターが開発した冷凍発酵製茶法による、紅茶でも烏龍茶でもない全く新しい発酵茶です」
だそうです。ふーん。
尾張旭のteas Liyn-anのブログによりますと
「茶葉を冷凍することにより、葉の水分を凍らせ(結晶させ)その結晶が成長するに従い細胞膜を破壊することを利用して、細胞膜中にあるタンニンと、外にある酸化酵素を出会わせ 「発酵」を促進させるのです。」
だそうです。ほほう。
300ccのお湯に対して凍茶4g。煮出し3分でいただきました。
一昔前の国産紅茶を思い出す味わいでした。茶袋を開けて香りをかいだときは、ハッ!冷凍保存してうっかり飲み忘れていたお茶を開けたときのアレ!って感じでした。
茶葉は枯葉のような・・・、あれ?作り方とかも含めてこれって番茶みたい?
さて、メインが始まる前からいろんな日本の紅茶大会になっていましたが、三重県亀山市のパール紅茶が外国産紅茶のようにパンチのある味でええ感じでした。お値段もお手ごろだとか。
パール紅茶のネーミングは、三重県だからでしょうか?
お茶請けは、真古館のこうもりクッキー。おいしゅうございます。
他に気になったお茶請けは、
奈良吉野いしいの柿日和。柿専門店の商品なのね。
糖分出過ぎの甘さも無く、生の柿の味わいもほんのり。
これも、おいしゅうございました。
持ち寄りお茶請け会もええよねえ。
コアな紅茶話も盛り上がりましたが、国産紅茶によく見られる枝の話へ。
今朝、某紅茶店の南薩摩の紅茶缶を開けたのですが、小枝がしっかり入っていてガッカリ。
外国産の紅茶では見たことが無いし、煎茶にも入っていないのに、なぜ国産紅茶は葉の大きさも揃っていなければ、茎やヒゲや小枝まで混じった荒茶みたいなものが商品として売られているのか、と茶会にいた皆さんと話題共有。
理由はいろいろあるようで。
お茶を摘むときに機械で刈ると枝まで刈ってしまうので混入する。外国産は手摘みがほとんどなので、製品にも見られない。
製茶の段階で葉と茎を仕分ける選別機にかけても取り除けない。
主な理由はこんなところですが、しかし、おいしい国産紅茶は姿もきれいなのですよ。商品として世に送り出す熱意の差かな?とも思えます。
そんな話題が終わって、いろんな紅茶を試飲していくなか、みなさんのテンションがグッと高まったのが、この紅茶。
栃木のY's tea 那須野紅茶2010初摘み
袋を開けたときの香りもいい香りだし、お茶の葉の姿もきれい。もちろん小枝なんて入っていません。ワクワクしながら飲みました。香りも味もしっかり主張があります。茶殻からたちのぼる香りもよい。三つの香りはそれぞれ違っていて、とてもおもしろかったです。
新しいお茶にも濃いーお茶好きさんとも出会えて、楽しい茶会でした。おおきに~。
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