忘年茶会
今年は茶淹に入り浸った年でした。そんな茶淹で忘年茶会です。参加者8名。しかも、私のお気に入り国産紅茶を作っている益井園のお茶ばかりのお茶会!
15時~18時までみっちり3時間、益井ワールドを堪能。
煎茶、萎凋茶、紅茶、青茶と、日本茶も様々ですねー。
いろいろ飲んだけど、結局、かわね煎茶が一番おいしかった。
静岡の煎茶はたいてい深蒸し茶ですが、これは煎茶です。火香も強くなく、青い葉のさわやかな香りがするお茶で、私好み。このごろ何かと火香強めの深蒸し茶ばかりで、うんざりしていたんよね。ぜひこれからも、煎茶を作り続けて欲しいです。
萎凋茶では、みらいがよかったな。
みらいは益井さん独自の品種です。萎凋香は弱くて、煎茶の印象でした。いれかたに左右されやすいお茶でしょうか。結構旨みがあって、二煎目は、ザ・静岡茶の味わいでした。
このごろの日本の緑茶のトレンドになりつつある、萎凋茶。蒸し工程の前に、摘んだ葉を少し萎れさせます。するとお茶に花のような香りが出てきます。煎茶の鑑定では萎凋香は欠点になるのですが、嗜好品なんだし、その香りがいいという人もいるよね。
紅茶では、かほりふぁすとがいいねー。
益井園にはいろんな紅茶がありますが、今回の茶会では、かほりのふぁすととせかんどの2種のみ取り上げでした。一緒に楽しんだ人々の間で、好みが分かれました。私は香りがあるほうが好きなので、やはりふぁすとが良いですね。こちらは品種・香駿を使った紅茶です。
緑茶も紅茶も、いろいろ飲んできているので、ふむふむ、まとめていろいろ飲みましたな、という感想ですが、他の参加者は、一度にこれだけの種類を飲み比べることが無いので、感想も印象も様々だったようです。私は青茶のひかりは、中国のものと比べるとかなり味わいが違うので、緑茶の釜炒り茶として仕上げたほうがいいかな、と思いましたが、他の参加者には、印象が強くてよかったようです。
さて、ここまで3時間、お茶と時々煎餅や豆菓子などだけで集って盛り上がっているのも、なかなかツワモノですが、第2部の鍋会が異様な盛り上がりだった。
鍋二つを用いて登場したのは、豆乳白味噌仕立てのラーメン鍋。薬味にすり生姜を入れてもおいしいし、パルメザンチーズをふりかけても、また違った味わいでおいしいのです。
しゃぶしゃぶ用豚肉を投入して、おいしそうと思ったのも束の間。
煮上がって15分後にはすっかり具材が無くなっておりました。あんなにお茶を飲み倒した後なのに。それから残り出汁にラーメンと焼いた切り餅も投入されましたが、それもあっという間に無くなり、その後の展開がおかしいことに。
残り出汁にチーズいっぱい入れて焼いたらおいしそう
↓
薄く切った餅も入れたらおいしいかな?
で、写真のような事態に。
出汁の味がついた餅とチーズを焼いた香りがしてくると、たちまち「はしっこ倶楽部」の活動開始へ。チーズのおこげ感がたまらない!
「はしっこ倶楽部」とは、カステラの切り端や、蒲鉾の切れ端など、はしっこを愛する人々が集まるSNSでのグループなのですが、潜在的に会員要素を持つ方もいらっしゃるようで、それまで普通の印象だった人も、一気に燃え上がっておりました。おそるべし、はしっこの魅力!みんな一斉に盛り上がっている様子がおかしすぎて笑いが止まりませんでした。
いやー、ほんま堪能したおした忘年会やったわ。来年も、おもろい企画をよろしくお願いしますね、茶淹さま。
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忘年茶会のアップありがとうございました。
伝わってきました。
第2部の方が盛り上がったかな?
近ければ参加したいくらいですね。
本年もよろしくお願いします。
投稿: みらい生産農家 益井 | 2014年1月 8日 (水) 08時21分
茶会も3時間みっちり盛り上がりましたよ!各人ひとつひとつのお茶をしっかり味わって、いつもどおり忌憚の無い感想を述べていました。
益井さんも同席の茶会もおもしろそうですね。機会がありましたら、ぜひ茶淹で開催しましょう。
投稿: ティー太 | 2014年1月13日 (月) 22時37分