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カテゴリー「美術館・博物館」の81件の記事

2022年10月10日 (月)

京博の茶の湯展ポスター

京都国立博物館にて特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」展が開催されています。
展示替えがあるとのことで、出品一覧を見ると、10/23までで展示が終わる出品もあり、早めに行かねば。茶碗や茶入れで後期にしかでない出品もたくさんあって、後期も行かなあかんな…。
展覧会詳細や出品一覧は公式サイトをご参照ください。

「特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」
会期:2022(令和4)年10月8日(土)~12月4日(日)
[主な展示替]
 前期展示:2022年10月8日(土)~11月6日(日)
 後期展示:2022年11月8日(火)~12月4日(日)
 ※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替を行います。
会場:京都国立博物館 平成知新館

さて、開催前に阪急大阪梅田駅から阪急百貨店に行く途中に、展覧会のポスターを見かけました。

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開催開始週の月曜日の朝に見かけまして、何やら貼り付けてあります。

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近づいてみると、「茶の香り湯 温泉の素」でした。
合成香料アレルギーなので、私はもぎりませんでしたが、この写真を撮っている間にも、ぶちぶちともぎる音が聞こえました。

2022年6月 6日 (月)

楽器資料館が閉まる前に

楽器職人の友人がSNSに、何やら外部には内緒で、大阪音楽大学の楽器資料館が無くなって、楽器資料が廃棄されるらしいという投稿まとめサイトのリンクをシェアしていました。まとめサイトのため、情報は確かかどうかわかりませんが、楽器資料館は以前からずっと気になりつつ、さっぱり行っていないところで、全く見ずに閉められては困る!

そのまとめサイトを見た翌日には、大阪音楽大学のサイトのお知らせに、楽器資料館に関するお知らせが掲載されていました。
「K号館3階フロア改修について」(2022年5月30日)
注記:K号館3階フロアに楽器資料館があります。

学生数が予測より大幅に増えて教室が足りなくなったため、楽器資料館のスペースを利用するそうで、6/19(日)から改修のため閉館。気になる資料の楽器の数々については以下のとおり記載されています。

収蔵楽器については、西洋楽器、和楽器は全て学内のリニューアルした楽器資料館で継承します。民族楽器は、教学上必要なものは学内教室に移管し活用しますが、スペース・設備等の関連で維持が困難なものについては、これまで本学が蓄積してきた文化財をより公益に資するために、またできれば本学の学生、教職員も利用できるように、一括してしかるべき機関に移譲すべく調整を行っています。移譲先の調整が整うまでは学内で保管し、可能な限り学生や教職員が利用できるよう利便を図りたいと考えています。

民族楽器はやはり廃棄の危機的状況にあったことがうかがえますな。外部に情報が漏れなければ、こっそり捨てられていたかもしれない。

大学関係者は平日どの日でも見学できますが、学外の人は一般公開日に事前にオンラインで予約しないと見られません。いままでは月曜日と土曜日のみでしたが、閉館間際の週は連日公開しています。詳細は音大サイトの「観覧について」をご参照ください。各回の募集人数が5名と少数のため、行きたい方は早めに予約しましょう。

さて、早速予約して、見学してきました。

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敷地入口からすぐK号館が見えます。
守衛さんは居なかったので、そのままK号館へ入って1階の受付に聞くと、楽器資料館の受付ではなく、直接3階へ行ってくださいとのこと。

3階エレベーターから楽器資料館の部屋までの廊下も音楽家の胸像や大学をつくった方々の資料展示があって、なかなか進めない!となりがパイプオルガンの実習教室で、そこから聞こえる曲も気になってさらに進めません。

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ようやく部屋の中に入ると、入口すぐが邦楽楽器の展示!

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入り口付近に雅楽の楽器があり、初めて見る「一曲」に使うでんでん太鼓の原型楽器や、豪華な筝の鑑賞で20分ぐらい過ごしてしまった。見渡すとえらいたくさん楽器があって、午前中に見終わるかしら…。

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邦楽楽器は水野佐平氏のコレクションの寄贈がたくさんあり、特に筝が大量に並べられていて圧巻!

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蒔絵やべっ甲など装飾が施された美しい筝なんて、今まで美術館の展示でも見たことがありません。

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琵琶も尺八もたくさん。今まで見た数と同じぐらいいっぺんに見てしもたかも。

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三味線のケース内がお守り資料館にもなっていました。

邦楽楽器の展示室の次は、弦楽器の展示。サントリー弦楽器コレクションの寄贈品の数々で、こちらも見ごたえがあります。

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ヴィオラ・ダモーレは共鳴弦もあって、調弦が大変そう。そしてネック部分に頭の彫刻があるのですが、なぜ目隠し…。

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ヴィオラ・ダガンバの量感と美しい彫刻。

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子ども用の小さいバイオリンとか。

だいぶお腹いっぱいになってきたところに、とても展示密度の高い民族楽器の展示!

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もう展示というより倉庫…

民族楽器が廃棄されそうな危機という意味がうっすらわかってきました。雑多にありすぎて整理がつかず、あまり評価されて無いのかな…。展示してあるものはどれも気になる楽器ばかりです。初めて見るものも多数。情報量たくさんで、脳が追いつきません!

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プサルテリウム

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蛇みたいなものはセルパン

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民族楽器おもしろすぎるわ。身近にあるものをそれぞれに工夫して楽器に作り上げる、その発想や創造性がすばらしい。なんとも多様な世界。

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大型の弦楽器に発展したり。

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ササンドには感動しました。竹筒とヤシの葉でこんな美しい形を作り上げるなんて。どのように演奏して、どんな音がするのかなあ。

とても素敵な楽器でいっぱいの楽器資料館でした。豊中市と共同で別に楽器資料館作ってもいいんじゃないかなあ。これからの多文化共生社会の学習資料としても、かなりいいと思います。


2021年8月31日 (火)

「ニッポン茶・チャ・CHA」展のお知らせ

「ニッポン茶・チャ・CHA」展が、国立国会図書館 関西館 閲覧室(地下1階)にて開催中。9/14(火)まで。
日本のお茶に関する本と雑誌約70点を、歴史、文化、産業・科学の切り口から紹介しているそうです。
緊急事態宣言が出ている中、見に行くのがためらわれますが、展示案内のウェブページ上で、展示解説資料や国立国会図書館デジタルコレクションのリンク資料などが閲覧できます。

日時:2021年 8月19日(木) ~9月14日(火) 9:00~18:00 ※日曜を除く
会場:国立国会図書館 関西館 閲覧室(地下1階)
参加費:無料(18歳未満の方は所定の手続きの上でご覧いただけます。)

なお、9/3開催の藤井孝夫氏(京都先端科学大学バイオ環境学部食農学科特任教授)による講演会「宇治茶のイノベーション ~嗜好の荒野を開拓した人たち~」はすでに受付を終了しています。

第28回関西館資料展示チラシ

2018年5月 1日 (火)

ながさき幕末維新館で記念撮影

ピーチくん事件のせいですっかり予定が狂って、この日まともに鑑賞できたのは「ながさき幕末維新館」だけ。偉人モニュメントラリーをするつもりだったのになあ。

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ながさき幕末維新館は佐賀玉屋の建物にあります。入場無料。

18時半まで開いているところでよかった。中はこじんまりとした展示ですが、なかなか密度が濃いです。上野彦馬という化学者であり写真家でもある方が長崎の幕末期を紹介する映像があります。鎖国時の長崎警護と上野さんの写真の話が中心です。3回ぐらい見たくなる内容で、歴史がほどよくまとめられていました。

まわりの展示物は映像の内容とほぼ同じです。展示を見ていると、スタッフさんのお役目か、「どちらから来ましたか?」と声をかけられました。ここで「大阪です」と言うと、まあ遠くからと言われるのですが、さらに「実は佐賀に通い始めて20年以上なんです」と言うと、もうガッツリ佐賀話で盛り上がるのです。いつもどおりスタッフさんに捕まって長話モード。バルーンの話で花が咲く。

長話もそこそこに、記念撮影を進められてやってみました。上野さんが撮った歴史的な写真と自分が合成される記念撮影で、なかなかおもしろい。撮った画像はサーバーにアップロードされ、そのアドレスを示したQRコードが会場の画面に表示されます。それを素早く読み取って、自分のスマートフォンにダウンロード。画像サイズ大きめです。



(2018年3月24日訪問)

2017年4月 9日 (日)

芳年もりだくさん

美術館「えき」KYOTOで開催中の「芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」を見てきました。京都の会期はひと月もなくて、4/1-4/23です。京都の次は、札幌→神戸→山梨の順に開催です。神戸は来年の1月~で、関西にいる人は二回楽しめるのですな。



美術館「えき」KYOTOは伊勢丹の中にある美術館で、あまり広くないのでたいして期待はしていなかったのですが、とても作品が盛りだくさん展示してありました。西井さんのコレクション、すごいなー。

全般に保存状態が良くて、「芳年武者无類」のシリーズは発色が良く、線もはっきりしていて感動しました。「源牛若丸 熊坂長範」はガン見したわー。

芳年というと、残酷な表現の浮世絵のイメージがありますが、それらの作品は展示スペースもまとめてあり、苦手な方はここには入らず次に行ってね、との看板もあります。

しかし、残酷な表現の作品はごく一部で、大半は物語や美人画であり、構図のかっこよさがいいんよねえ。後半の縦長または横長画面を使った作品のあたりが好物です。お気にの「藤原保昌月下弄笛図」「芳流閣両雄動」もまた見られてウキウキでした。

版木の展示が1点あり、それも詳細に見学しました。版画好きにはたまらないのです。展示していた版木も細かい彫りでしたが、美人画の髪の毛一本一本を細く彫っている版木なんて、すぐ擦れて使えなくなってしまいそうやね。当時の彫り師も摺師もすごいなあ、と思いながら、錦絵一枚一枚をじっくり味わいました。

京都駅近くの美術館とあって、外国人見学者もちらほらいました。芳年をまとめて展示する機会はほとんどないので、とおりがかった観光客さん、ついてますよ-。ショップでは絵葉書7枚買う!という猛者も。

個人蔵のコレクション展示のため、芳年ファンなら図録購入は必須ですね。図録を見てみると、肉筆画もいくつか載っていましたが、当館ではわずかな展示でした。神戸展も行かねば-。

2014年10月19日 (日)

国宝いっぱい、「京へのいざない」展



京都国立博物館の常設展示をしている建物がしばらく建て替えで閉館していましたが、今年9月に新しく平成知新館として開館しました。その記念展「京へのいざない」が、国宝や重文揃いと聞いて、これは行かねば、と思いつつ、他の用事や台風連発で、今日ようやく行ってきました。思っていたより空いていました。

建物がとてもカッコイイ!格子や御簾をイメージした内装で、吹き抜けがあることにより、上の階から1階の大きい仏像の姿を眺められる、という素敵な演出! 仏像を上から見ることって、あまりないですもんね。この発想がおもしろい。

漆工展示室に蒔絵の国宝がずらりと並んでいて圧巻でした。小さい仏像が3体収めてある蒔絵の作品は、外も中もすばらしい細工です。

陶磁展示室は、京焼がガッツリ楽しめます。野々村仁清や青木木米などの作品が勢揃い。これだけまとめて京焼を展示できるのは、やはり京都のミュージアムですよね。

筆跡や絵巻が平安時代物が多数あって、これもやはり京都の土地柄かなあ、と思ってしまいます。もう、おなかいっぱいになる展示品の数々でした。

ちなみにただいま開催中の「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展の方は、16時過ぎに現地到着で入場40分待ちでした。17時過ぎに見たら、待ち時間無しになっていたので、先に常設展を見て、閉館1時間前に特別展を見るのがよいかもしれません。鳥獣戯画はどの時間帯に来ても待ち時間30分以上はあるみたいですね。

2013年9月 9日 (月)

伝統工芸好き必見!「スヌーピー×日本の匠展」

しん窯の有田焼も出展されると知って、ぷらっと見に行きました「スヌーピー×日本の匠展」。 阪急梅田ギャラリーにて9/16(祝・月)まで開催中。日本全国巡回予定です。

スヌーピータウンのプロジェクトに携わっていた大谷芳照さん(以下YOSHIさん)の漢字を使ったスヌーピーの墨絵アート、切り絵などの展示から始まります。筆で書かれた漢字とイラストの組み合わせがすばらしい。大字もあって、見ごたえがあります。しかし、本題はこの後の展示。

YOSHIさんは日本の伝統工芸の匠たちに、スヌーピー(ピーナッツ)を題材とした工芸品の制作を依頼しました。加賀友禅、輪島塗、有田焼、九谷焼、京焼、美濃焼、三州鬼瓦、真珠、飛騨一位一刀彫、金箔砂子、大阪欄間など、代表的な日本の伝統工芸がずらりと並んでいます。一般的によくある日本の技・伝統工芸展では見かけないような観客層が熱心に展示を見学しています。YOSHIさんの狙いどおり。スヌーピーをきっかけに、日本のすばらしい技をたくさんの人に見てほしい、という意図があるのです。

私が入場したときには、ちょうどYOSHIさんが展覧会の開催について話していて、展示品の解説もしていました。加賀友禅のところでの解説が印象的でした。伝統工芸は新たなチャレンジをしていきながら伝えていくものだ、と。

スヌーピー好きも伝統工芸好きも楽しめる展示です。

さて、展示会場を出ると、グッズ販売コーナーがたっぷりあります。行くときは、ぜひ魔法のカードを持っていきましょう。現金だけでは追いつきません。展示企画に合わせた伝統工芸のスヌーピーグッズがあるのです。器好きにはたまらない商品がいっぱい。和雑貨好きも、かなり気になるすばらしい和デザインのグッズがいっぱいですよ。

そんなわけで、カゴにいろいろ入れてレジに並びましたさ。いくらお金があっても足りないぐらいいいものがあり、これは絶対!というものを選びました。前の人はお会計1万円ぐらいしてたなあ。その方は錫のスヌーピーのミニチュアと小皿を買っていました。

九谷焼と美濃焼が手ごろな大きさの手ごろなお値段の品を数種類の絵柄で展開していて、うまいなあと思いました。器の他にも、漆器や錫カップ、友禅ハンカチ、Tシャツ、和紙でできたスヌーピーなど、実に商品が多彩。また見に行こう。

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有田焼ボウル(錦右エ門陶苑)2625円

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九谷焼フリーカップ(青郊)2100円x2

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美濃焼豆皿(好山陶苑)1050円

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柿渋巾着(寺子屋)1575円

2013年7月15日 (月)

猛暑にピッタリ、フィンランド・デザイン展

ただいま開催中の特別展「森と湖の国 フィンランド・デザイン」を見てきました。大阪市立東洋陶磁美術館にて、7/28(日)まで。サイトにある割引券をプリントして持って行きましょう。

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あんまり北欧デザインには興味が無いのですが、フィンランドで活躍中の友人が一時帰国しているのをきっかけに、ちょっくら見てみよう、と。暑いこの時期にガラス工芸の数々を見ると、とても涼しげです。今日は雨でそれほど暑くなかったのですが、じりじり暑い日に見たら、かなりさわやかに感じるでしょう。

ガラス工芸は、エミール・ガレのようなこってりデザインが好きですが、この展覧会を見て、フィンランドの自然の造形美の影響を感じるシンプルなデザインもええなあ、と思いました。現地の風景写真を見ると、空や湖のブルーがそのままガラスの青みに表現されているようです。朝露のキラキラとか、光の美しさが作品と一体になっています。フィンランドもキノコ狩りをするお国柄で、作品にも登場してますね、キノコ。解説を読みながら見ると、身近なものが題材になっているのがよくわかります。しかし、最近の作品は、自然の観察の感動が薄れて、何かの真似みたいな感じで残念です。

ちなみに写真のタペストリーに載っている作品はbonsai(盆栽)です。見る人によって、受けとめ方が違うことがよくわかる例ですな。

展覧会の作品も盛りだくさんですが、特設ショップも熱かった! フィンランドの雑貨が狭いスペースに盛りだくさんで販売されています。ムーミングッズも多数。お好きな方は、お金をたくさん持っていきましょう。ガラス工芸は、イッタラの最近の商品とビンテージがありました。ビンテージのボウルが気になって、うっかり買いそうになった。もう少しイッタラ商品を知ってから買うことにしました。グランフロント大阪に店舗があるので、覗いてみよう。

2013年3月10日 (日)

「茶室起こし絵図展」のお知らせ

大阪くらしの今昔館で思わぬ展覧会と講演会があるのを発見しました!行かねば!

「重要文化財 中井家伝来茶室起こし絵図展―江戸時代のペーパークラフト―」

日時:平成25年3月9日(土)~4月7日(日)
場所:大阪くらしの今昔館
観覧料:企画展のみ300円、企画展+常設展一般800円

講演会
「茶室と日本文化」
講師:熊倉功夫
日時:平成25年3月31日(日)13:30~15:00
会場:住まい情報センター 3階ホール
定員:200名(要事前申込、先着順)
参加費:無料
申込方法は、講演会紹介ページをご覧ください。インターネットまたは往復はがきでの申し込みです。

2013年1月14日 (月)

「美しき日本の小さな心」展

関東方面からお茶つながりの友人が来ているので、一緒に京都をぷらっとしました。ちょっとだけ大徳寺→友人ご待望の皐盧庵茶舗→こ豆やでお昼。京都駅でお見送りした後、美術館「えき」KYOTOで開催中の「美しき日本の小さな心」展を見ました。「てっさい堂」の貴道裕子さんの収集した豆皿、帯留、ぽち袋のコレクションを一堂に展示。1/20まで。

美しき日本の小さな心 ~豆皿、帯留、ぽち袋~

会場入ってすぐに、豆皿コレクションのびっちり展示。あらゆる種類の焼き物がミニサイズで集められていて、とてもおもしろかった。あの小さいスペースにあんなに細かい絵付けがされているのもすばらしい。見ごたえがあります。お見送りしたEさんも見てたら、帰れないところだったな。

帯留の細工が異様に卓越したものが多いなあ、と思っていたら、刀道具の細工師が刀の廃止により帯留作りに移行していったそうです。なるほどー。

ぽち袋のコレクションも版画好きとしては、気になるものが多数ありました。デザインスペースが限られると、ほどよくデフォルメしつつ、印象に残る配色をしつつ、デザインをまとめなければならないのですが、日本の技ってすごいね。A4サイズぐらいの版画絵で展開されてきた役者絵、風景画、風刺画が、うまい具合にぽち袋に再現されています。

意匠好きにはたまらん展覧会です。展示期間が短いのでお早めに。そうそう、会場出口では、さりげなく豆皿と帯留が売っていますので、お財布もご注意を。

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