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カテゴリー「お茶全般」の77件の記事

2021年9月13日 (月)

吉田山大茶会中止、全国地紅茶サミットin南九州市延期

新型コロナウィルスの感染状況はいまだ落ち着かず、下記のお茶イベント二つは今年の秋に開催されなくなりました。

吉田山大茶会、中止のお知らせ(岩茶房 2021年9月10日)
京都吉田山神社で毎年行われている吉田山大茶会。6月開催予定が9月に延期になりましたが、京都の緊急事態宣言が9月末まで延長に伴い、今年の開催は中止となりました。

第20回 全国地紅茶サミット in 南九州市【重要なお知らせ】(facebook投稿は2021年8月31日)
鹿児島県南九州市で11月13日、14日に開催予定だった全国地紅茶サミットは、来年に延期です。

2018年10月 1日 (月)

地紅茶サミットinえひめ 催し物と試飲カップ申込受付中

10/27(土)、28(日)に愛媛県松山にて開催される「第17回全国地紅茶サミットinえひめ」

緑茶と違って、紅茶は茶市場では取引が無く、流通が限られているため、なかなかお茶屋さんやスーパーでは見かけないのですが、いま日本では600ヶ所以上で紅茶が生産されています。

地紅茶サミットでは、いろんな地域の日本の紅茶の試飲・販売があります。その試飲の際に使われる試飲カップは、使い捨ての紙やプラスチック容器ではなく、開催地あたりの焼き物で作られた試飲カップを購入して利用するのが、嬉野での開催以降、定番になってきています。

また、様々な講演会やティーパーティ、懇親会なども行われます。磯淵猛さんの講演会やティーパーティは毎回とても人気です。

9/25(火)から催し物の参加受付が始まり、10/1(月)から試飲カップの販売も始まりました。

催し物をちらーっと紹介しますと・・・

  • 紅茶研究家・磯淵 猛氏の基調講演
  • 磯淵猛氏による地紅茶を楽しむティーパーティー
  • 全国地紅茶サミット世話人会主催の活動報告会
  • 道後温泉ふなや 生産者等の懇親会(コース料理)
  • 磯淵猛氏と道後温泉ふなや久保田料理長による和食と和紅茶のコラボレーションを楽しむ
  • MIHO MUSEUM館長 熊倉 功夫氏の基調講演

などなど。

砥部焼の試飲カップは、お茶の葉の絵柄で、色は「みかん・みどり・青・赤・茶」から選べますが、各色の販売数が決まっているため、欲しい色はお早めにお申し込みを。

サミットの詳細や申込方法は、公式サイト「第17回全国地紅茶サミットinえひめ」にてご確認ください。

2018年5月17日 (木)

阪急百貨店のワールド・ティー・フェスティバル

5/17(木)から阪急百貨店うめだ本店9階にて、「ワールド・ティー・フェスティバル」を開催しています。21(月)まで。仕事帰りの夕方にぷらっと見てきました。

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祝祭広場の「世界のティースタイル」

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阪急うめだギャラリーの「英国紅茶とアフタヌーンティー」

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アートステージの「アジアのお茶」

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今回はたくさんの売場を利用して開催。A5サイズの冊子を作るほど、気合いの入ったイベントです。

単価がそこそこ高いお茶、お菓子もいろいろ売っていますので、目的と優先順位を予め心に決めておいてから会場に行くことをお勧めします。いくらお金があっても足りないぐらい、魅力的な商品がいっぱい。あまり買うつもりは無かったのに、そこそこ散財してしまいました。

アジアのお茶、世界のティースタイルともに、日本茶があります。紅茶、煎茶、フレーバード煎茶など、新しいスタイルの日本茶があり、煎茶が売れないとぼやいている人はぜひ行って、お客さんの様子とともに観察してもらいたいです。

<みどころ>
「NISHIKIEN 錦苑」
50g量り売りの新茶の荒茶(1200円税抜)があります。初出店ということでお値打ち商品だそうです。葉は小さく薄い感じでおいしそうです。京都・南山城のお茶を取り扱っています。

「KANEJU-FARM カネ十農園」
上質の煎茶揃いでした。パッケージも良いデザインです。柚子煎茶(50g、1400円)は柚子とレモングラスを煎茶にブレンドしています。なかなかよい香りで上品な味わいでした。静岡・牧ノ原のお茶を取り扱っています。

「MITSUURA JOZO 光浦醸造」
瀬戸内の薄切りドライレモンとティーバッグをセットにした商品です。ハート型のレモンスライスがセットのティーバッグは、あまり店頭販売をしていなくて、通販でありますが、すぐ売り切れるそうです。気になる方は今回の出店で買うのがよいかも。普通のレモンスライスとセットのティーバッグは、中川政七商店に置いているとのこと。日本以外のお茶のティーバッグが新商品で、今回初お目見えです。

「CREHA 紅葉(くれは)」

佐賀にある紅茶専門店です。和紅茶はストレート、フレーバードともにあります。店長がおもしろいのですが、今回は初日のみ登場でした。出店する毎に訪れるお客さんが増えているような・・・。和のチャイは、この出店に間に合うようにたくさん発注していたのですが、新茶シーズンと被って納期が遅れ、持ち込んでいる数量が少ないとのことです。狙っている方はお早めに。

2018年4月 9日 (月)

3月のANAはお茶尽くしでした

3月にANA国内線を利用したら、機内誌も機内放送もお茶ものでした。ただいまANAのサイトに先月分の機内誌と機内放送が公開されています。来月になる前に見てね♪

機内誌「翼の王国」3月号 「ちょっとお茶しに、インドネシアへ」
記事を書いているのは日本茶インストラクターの今村由美さん。



「二度目の篠山」
岩茶房 丹波ことりが紹介されています。

Innovative Minds 第17話:
株式会社伊藤園 すべては鮮度のために~伊藤園『お~いお茶』のおいしさの秘密~

映像は25分ほどあります。
緑茶飲料「お~いお茶」のブランドマネージャーに密着。その一杯にかけた、情熱と革新の物語です。

2017年4月 5日 (水)

SAVVY 5月号で日本茶特集

お茶つながりの友人がSNSで、「SAVVY 5月号にうちの店載った!」といった投稿をしているのを見て、買わねばと思っては忘れを繰り返し、ようやく買うた。ふう

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SAVVY(サヴィ) 2017年 05 月号 [雑誌]

あんまり期待はしていなかったんだけど、新しい日本茶のカフェがたくさん載っていて、これは行かねばと思う店もちらほら。大阪にも日本茶でまったりできる店がずいぶん増えましたな。
しかし、なぜ日本茶カフェとなると、器が陶器の無地で、天然木素材か自然素材風の室内装飾になるのかね。どれも似たり寄ったりで、あまり特徴がないんよね。

そうそう、多田製茶のお若い七代目さんが日本茶の種類を紹介していました。ふふ

表紙の表題どおり、紅茶のお店もたくさん載っていて、アフタヌーンティー特集ページがなかなか見応えがありました。こんなにもずらりとアフタヌーンティースタンドの写真が並ぶとは。

特集の最後の方には、チラッと中国茶も載っていたり、日本旅特集に陶磁器産地が紹介されていたり、とお茶好きにあう誌面構成になっていて、ニヤニヤしてしまいました。

そして!陶磁器産地と言えば、佐賀の有田も紹介されています!
うちのふうども載ってるやん!

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思った以上にいろいろ楽しめる5月号でした。みなさんもぜひー。


2017年1月14日 (土)

阪急うめだ本店に紅葉登場

昨年にも登場した佐賀の和紅茶専門店紅葉(くれは)が、また阪急うめだ本店に出店しています。1月11日(水)~1月17日(火)、地下1階 ツリーテラスです。

詳細は下記リンク先の阪急うめだ本店のページをご覧ください。
1/11(水)からの地下1階 ツリーテラス 産地の気候や食文化で変わる味わい。 『和紅茶を知り、和菓子と楽しむ』

13日(金)~15日(日)の3日間は、岡本店長によるミニセミナーが開催されるのですが、阪急百貨店のメールマガジンで告知した効果もあってか、申込開始後あっという間に定員に達してしまいました。

金曜日の夕方に寄ってみたら、セミナーが終わって喉がお疲れの店長でした。今回はカフェのコーナーは無く、しゃべりたがりの店長セミナー開催にしたとのこと。ほほ。

コーナーに来てまず驚いたのが、前面に村岡総本舗の物販コーナーがどーんとあったこと。ああ、佐賀まつり! 他にも和紅茶に合う地域のお菓子がたくさん紹介されており、お菓子好きにもたまらない空間になっていました。

村岡総本舗は九州物産展があると、たいてい出店している佐賀の羊羹のお店です。流し込み羊羹は普段百貨店の地域のお菓子コーナーにあるのですが、切り羊羹は催事のときでないと買えないんですよねえ。

コーナーのおねえさんと羊羹話に盛り上がった後、切り羊羹にはあるけど流し込み羊羹には無い味の青えんどうを買いました。甘さがしつこくなくて、あっさりお上品な味わいでした。

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紅葉の紅茶も通販のサイトにはない商品がいろいろあって、気になった「6月8日のべにひかり」と「すずしろ」を買いました。べにひかりは奈良の岩田さんところの紅茶、すずしろは香りに重点を置いたブレンド紅茶です。

2014年12月31日 (水)

紅葉からのお便り

年の瀬にやってきた紅葉からのお便り

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2015年2月21日に佐賀の和紅茶専門店・紅葉(くれは)が佐賀市の旧古賀家のご近所に移転します。歴史的建造物が建ち並ぶところの中心にある旧森永家です。玄米食おひさまの隣。

11月の金沢での地紅茶サミットで店長からちらっと聞いていましたが、いよいよ喫茶のある紅葉が再開ですね。とても楽しみです。

2014年4月20日 (日)

第1回 「座・茶論(ザ・サロン)」のお知らせ

6年間、毎月末の土曜日に修学院で開催してきた「背振山茶談議」を、今回から新たに「「座・茶論(ザ・サロン)」として佐賀大学同窓会館で、開催することにしました。

第1回 「座・茶論(ザ・サロン)」
  日時   平成26年4月26日(土)  午後2時~
  場所   佐賀大学同窓会館 
        佐賀大学本庄キャンパス 
  話題提供 村岡 実:茶に係わる歴史的出来事あれこれ
  参加費  諸経費として 300円 

 茶に関する最も古い資料は紀元前59年、中国四川省で書き記された「僮約(どうやく)」とされています。また茶の原産地は雲南省南部(シーサンパンナ)を中心とする地域(東亜三角弧)とされ、この辺りの山地に暮らす少数民族ではそのかなり前から食材として、また煎じ薬として茶を利用していたも云われています。
 アフリカ北部のエチオピア辺りを起源とするコーヒーと共に、茶は世界各地で日々の飲料として定着しています。この中には、自然環境の制約で自国では生産ができない国々も多く、特に欧米でこれらの飲料が紹介されるにともない主要貿易品目となり、特に茶を巡ってはボストン茶会事件(1773年)、アヘン戦争(1840年)などはその典型的出来事であるとされています。
 今回は中国唐の時代の陸羽(茶経)、廬仝(茶歌)、アッサム地方でのアッサム種の発見と商業的紅茶産業の始まり、日本では遣唐使に由来する平安初期の喫茶文化の高揚、栄西の喫茶養生記(1211年)、室町幕府の唐風書院飾りでの茶会、村田珠光から武野紹鴎を経て千利休に連なる「わび・さび」の抹茶道(茶の湯)、中国黄檗宗(禅宗)高僧・隠元の来日(1654年)による黄檗文化と煎茶道、その流れを汲む高遊外(僧名、月海元昭)売茶翁、宮崎安貞の「農業全書」、三宅也来の「万金産業袋」や永谷宗円の「焙炉製煎茶」、幕末開港(1859年)直前の大浦慶(民間人)による茶の海外輸出(1957年)、そして新制日本の明治期の海外輸出が契機となった国内各地での茶産業(茶業)の始まり、紅茶の顛末、更に最近の茶系飲料による喫茶スタイルの大転換、これらの各時代の茶に関する「イベント」を取り上げます。
 また、今回からの「座・茶論(ザ・サロン)」はこれまでの「茶談議(通算33回、茶業試験場)」、「背振山茶談議(通算72回、修学院)」を引き継ぐもので、「地域の茶の間」の意義についても話題とします。
 これまでの通算105回の茶談議の基軸は「打算せず 来る人拒まず 去る人追わず」でした。これは江戸時代中期に売茶翁として愛称され、売茶で生計を賄った極貧ではあったが崇高な哲理で自らの人生を貫き、伊藤若冲など多くの文人らに尊敬された高遊外(僧名、月海元昭)売茶翁によるものです。
 新たな「座・茶論(ザ・サロン)」の門出においても、これを原点として末永く続けていく所存です。
 お待ちしています。

2013年12月17日 (火)

出張○○屋の時代

大阪十三の茶淹で出会った安江さんが開催する「出張○○屋サミットvol.1」に参加してみました。私自身、出張○○屋をしよう!という構想は今のところないのですが、以前お茶イベントをいろいろやってきた人としては、店舗経営ではなく、出張型で取り組んでいることが気になるんです。

開始前はテーブル席でポツーンとお一人様状況で、まわりで出会った人々同士で話題が盛り上がってるのをいいなあ、と思いつつも、昨日今日と職場でこき使われてぐったりさんはもう開拓するゆとりもなく、今日はひっそり参加の人でええか、と思って発表者の話を堪能する方向にしてみました。ちなみに隣のテーブル席の方々は、書道家と何か店舗経営をしてそうな人とフリーのスタイリスト。スタイリストさんがとっても若い人なのにフリーで活動しているのに驚き。

発表は、紅茶屋、コーヒー屋、お菓子と器屋、カレーイベントのお話で、それぞれが自分のスタイルで取り組んでいて、今の時代の多様性を感じました。バンバン儲ける、というのではなく、人との交流が主体ですね。セトコーヒーの方のお話が特におもしろくて、始めはコーヒーに興味がなかったというのが驚き。あ、でも私も似たようなもんか。日本茶好きで日本茶インストラクターの資格取った訳でもなかったし。セトコーヒーの方は、人をひきつけるコーヒーが一体どういうものなのか追求していくうちにはまったそうです。お寺でも出店があるとかで、これも気になる。

発表後にテーブル席で同席になった方に話しかけてみたら、紅茶に詳しい方でした。国産紅茶に対して厳しい見方をしてくるので、いやいや最近はクオリティ上がってますよ!とやや喧嘩口調な会話から始まりましたが、後半はどんどん楽しくなる展開でした。帰り道もこってり話が続いておもしろかったです。来年長野に店を出すそうですが、まだどんな店にするのかも未定というのも驚き。うーむ、今日はいろいろ驚きがいっぱいでおもしろいなあ。

2013年8月 5日 (月)

「和紅茶の本」

最近注目を集めつつある日本の紅茶。日本で紅茶が作られていること自体あまり知られていないのは、近くのお茶屋さんやスーパーで見かけないからでしょう。しかし現在日本のあらゆるお茶の生産地で紅茶は作られていて、その数は400~500あるとか。

私が日本の紅茶をいろいろ試飲したのは10年ぐらい前に現代喫茶人の会で行われた10種類ぐらいの紅茶の試飲会です。そこで村松さんの紅茶とご本人に出会いましたが、こんなに熱く紅茶を作る人がいるとは。他の紅茶は残念ながら、まだまだという感じでした。

その10年ぐらい前に、もう日本の紅茶に注目してずっと販売している方が、5月に「和紅茶の本」を出版した岡本啓さんです。10年ぐらい前から佐賀にも通っていたのですが、国産紅茶専門店紅葉の存在を全然知らず、ここ2、3年でようやくお店に訪れてお会いしました。

話してみると、何時間でも話せそうなぐらい話題が豊富でおもしろい方です。その人柄がこの本にもよく表れていて、たくさんありすぎてよくわからない日本の紅茶の味わいを三つに分類し、見分け方やお菓子との合わせ方をわかりやすく解説しています。

しかしこの本はちょっと特殊で、一般書店では取り寄せでないと手に入りません。私は紀伊國屋書店で注文しましたが、10日間ほどかかりました。Amazonでも取り扱いあり。また、岡本さんのお店、紅葉でも注文できます

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